专利摘要:
実施形態は、サーボ書き込みヘッドギャップ幅を補正するための方法、装置、及びシステムを含む。一方法は、異なる物理サイズを有する複数のサーボヘッドギャップを有したサーボ書き込みヘッドによって書き込まれた、磁気テープ上のサーボストライプについて、パルス不一致を測定し、及び、前記磁気テープ上に書き込まれるサーボストライプが所定の許容誤差内となるように、前記パルス不一致を補正するために、前記サーボヘッドギャップを別々に通電する、ことを含む。
公开号:JP2011511394A
申请号:JP2010544938
申请日:2008-01-30
公开日:2011-04-07
发明作者:フェイゼン,ドナルド
申请人:ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.;フェイゼン,ドナルド;
IPC主号:G11B21-10
专利说明:

[0001] 発明の分野
本発明による実施形態は、サーボ書き込みヘッドギャップ幅を補正するための装置、システム、及び方法に向けられたものである。該サーボ書き込みヘッドギャップ幅は、磁気テープ上にサーボストライプを書き込む時に、該磁気テープ内に挿入される。]
背景技術

[0002] 背景
データをバックアップするための一技法は、Linear-Tape Open(「LTO」)標準を用いた磁気テープのような磁気テープ上に、該データを記録することである。LTO磁気テープは、典型的には、少なくとも2つのセクションを有する。第1のセクションは、データを格納し、第2のセクションは、読み出し中の磁気テープの位置を決定する。この第2のセクションは、1つか又は複数のサーボストライプを含み、磁気テープの位置を決定するために、これらサーボストライプは、テープドライブによってトラッキングされる。これらのサーボストライプは、磁気テープの製作に典型的には付随するサーボ書き込み処理中に、右に及び左に傾斜したパターンにおいてテープ上に記録される。]
発明が解決しようとする課題

[0003] 従来のテープサーボ書き込みヘッドにおいて、単一コイルが、右の傾斜と左の傾斜のサーボストライプを同時に生成する。これにより、テープ上に書き込まれるギャップ幅の不一致が生じる結果となる。サーボストライプの幅における小さな変動が、テープトラッキングエラーを生じさせる可能性がある。具体的には、サーボヘッドにおける2つのギャップの幅における差異が、テープ上へと書き込まれるストライプの幅上に刻み込まれる。結果として、読み出し及び書き込み動作中にテープがトラッキングされる間、この差異が、ギャップ幅エラーを生み出す。ギャップ幅エラーはまた、2つのギャップ間においても存在する可能性があり、動いているテープをトラッキングしている間に、正のパルス距離と負のパルス距離との間において差異が生じる結果となる。]
図面の簡単な説明

[0004] 本発明の例示的な一実施形態による、1つの例示的なサーボ書き込みシステムのブロック図である。
本発明の例示的な一実施形態による、1つの例示的なサーボ書き込みマシンのブロック図である。
本発明の例示的な一実施形態による、1つの例示的な磁気テープの図である。
本発明の例示的な一実施形態による、1つの例示的なサーボ書き込みヘッドの図である。
本発明の例示的な一実施形態による、ギャップ幅を示すサーボパターンの図である。
本発明の例示的な一実施形態による、サーボストライプを磁気テープ上へと生成するための例示的な一技法を示すフローチャートを示す図である。
本発明の例示的な一実施形態による、サーボストライプを磁気テープ上に書き込む時に磁気テープ内に挿入されるサーボ書き込みヘッドギャップ幅を補正するための例示的な一技法を示すフローチャートを示す図である。]
[0005] 詳細な説明
本発明による実施形態は、サーボ書き込みヘッドギャップ幅を補正するための装置、システム、及び方法に向けられたものである。該サーボ書き込みヘッドギャップ幅は、磁気テープ上にサーボストライプを書き込む時に、該磁気テープ内に挿入される。一実施形態は、各ギャップごとに書き込み電流パルス幅を独立に設定することによって、物理ギャップ幅における差異を補正するために、2つの別々に通電されたコイルを用いる。]
[0006] 例示的な一実施形態において、サーボ書き込みヘッドは、2つの別々に通電されたコイルを含む。例示を目的として、一方のコイルが用いられて、正の6度のギャップ(すなわち、右に傾斜するサーボトラック)が通電され、他方のコイルが用いられて、負の6度のギャップ(すなわち、左に傾斜するサーボトラック)が通電される。それら別々のコイルによって、位置ストライプ及び速度ストライプの独立した書き込みが可能になる。追加的には、別々のコイルサーボ書き込みヘッド内において用いられる独立した書き込み電流パルスによって、任意の物理ギャップ幅エラーか又は不一致の補正が、(各コイル及びギャップを駆動する該書き込み電流パルス幅を調整することにより)可能となる。]
[0007] 例示的な実施形態において、書き込まれるストライプは、正のパルス距離と負のパルス距離とを一致させる結果となる適正な幅を有する。例えば、左のギャップが、所望の幅よりも幅広い場合には、左コイルに対する電流パルスが、そのより広いギャップを補正するために狭められる。一方、右のギャップが、所望の幅よりも幅広い場合には、右コイルに対する電流パルスが、そのより広いギャップを補正するために狭められる。左のギャップと右のギャップとの両方が、誤ったギャップ幅を有している場合には、左のギャップと右のギャップとの両方が同等か又は一致した幅を有することととなるように、書き込まれるストライプ幅を補正するために、左コイルパルス幅と右コイルパルス幅との両方が調整される。]
[0008] サーボライターヘッドが、使用により磨耗すると、そのギャップ幅が、変化する可能性がある。例示的な一実施形態において、書き込み電流パルス幅は、適正な書き込みストライプ幅を維持するために定期的に再調整される。]
[0009] 一実施形態において、書き込み電流パルス幅に対する補正は、各々の新規サーボ書き込みヘッドのセットアップ試験中に決定される。書き込まれたストライプ幅におけるエラーは、該書き込まれたストライプからの、正のリードバックパルスから負のリードバックパルスへの時間を用いて計算される。右及び左ギャップ書き込み電流パルス幅に対する補正は、製品テープに書き込む前に、組み込まれる。例示的な実施形態は、別々に通電されたギャップを用いて、現在のサーボコードフォーマットに完全に準拠したサーボコードを生成する。]
[0010] 一実施形態において、書き込み電流パルスが、任意に細かい解像度で調整されて、サーボ書き込みヘッド内の物理ギャップ幅エラーが補正される。その別々のコイル及びギャップ機能によって、一方か又は両方のギャップにおけるエラーが補正される。この書き込みパルス幅補正により、物理ギャップに関する許容誤差(許容範囲)を厳しくすることなく、及び、ヘッドに関する歩留まり損失を増加させることなく、各々のギャップから書き込まれるストライプ幅のより正確なマッチングが可能となる。]
[0011] 例示を目的として、幾つかの例示的な実施形態が、LTO時期テープのような磁気テープと共に使用されるために説明される。LTO磁気テープは、典型的には、複数のバンドを有する。第1のタイプのバンドは、データ自体を格納し、第2のタイプのバンドは、読み出し中の磁気テープの位置を決定する。この第2のタイプのバンドは、1つか又は複数のサーボストライプを含み、磁気テープの位置を決定するために、該サーボストライプは、テープドライブによってトラッキングされる。これらサーボストライプは、磁気テープの製造(又は作成)に典型的には付随するサーボ書き込み処理中に、繰り返し(反復)パターンにおいてテープ上に記録される。]
[0012] 一実施形態において、反復するサーボストライプパターンは、複数の右に傾斜したサーボストライプ(例えば、テープの移動方向に対して垂直な方向から+6度である5つのストライプ)と、複数の左に傾斜したサーボストライプ(例えば、テープの移動方向に対して垂直な方向から−6度である5つのストライプ)と、次いで、4つの右傾斜サーボストライプ、次いで、4つの左傾斜サーボストライプとを含む。テープに対するヘッド要素の位置は、第1の該5つの右傾斜サーボストライプと第1の該5つの左傾斜サーボストライプとの間の時間(「P時間」と呼ばれる)を、該第1の5つの右傾斜サーボストライプと第1の該4つの右傾斜サーボストライプとの間の時間(「S時間」と呼ばれる)と比較することによって計算される。]
[0013] サーボストライプの幅における小さな変動が、テープトラッキングエラーを生じさせる可能性がある。具体的には、サーボヘッドにおける2つのギャップの幅における差異が、テープ上へと書き込まれるストライプの幅上に刻み込まれる。結果として、読み出し及び書き込み動作中に該テープがトラッキングされる間、この差異が、ギャップ幅エラーを生み出す。]
[0014] 従って、例示的な実施形態は、サーボ書き込みヘッドギャップ幅を補正することに向けられたものである。該サーボ書き込みヘッドギャップ幅は、磁気テープ上にサーボストライプを書き込む時に、該磁気テープ内に挿入される。より具体的には、一実施形態において、2つの別々に通電可能なコイルを有したサーボ書き込みヘッドを含むテープサーボライターが提供される。該コイルが、別々に通電可能であるため、該サーボヘッドにおける2つのギャップの幅における不一致が補正される。この補正は、テープ上に刻み込まれている2つのギャップの幅における差異をなくす。]
[0015] 次に、図1に着目すると、一実施形態による、1つの例示的なサーボ書き込みシステムのブロック図が示されており、概して、参照番号100によって示されている。しかしながら、LTO及び他の磁気テープドライブを用いたサーボ書き込みシステムの他の実施形態も、目下開示した技法の範囲内に入るということが理解されよう。図示されているように、システム100は、サーボ書き込みマシン112を備えており、該サーボ書き込みマシン112は、磁気テープが後に使用される時に位置のトラッキングを可能にするために、磁気テープのサーボバンド内のサーボストライプのパターンを生成する。] 図1
[0016] 図示されているように、サーボ書き込みシステム100はまた、制御コンピュータ114も備えており、該制御コンピュータ114は、サーボ書き込みマシン112の動作を制御する。例えば、オペレータが、制御コンピュータ114を用いて、サーボ書き込みマシン112の動作を制御する。このような目的で、サーボ書き込みシステム100はまた、ディスプレイ116及びキーボード118も備えており、それらによって、該オペレータが、サーボ書き込みマシン112と相互作用することが可能となる。]
[0017] 次に、図2に着目すると、一実施形態による、例示的なサーボ書き込みマシン112のより詳細な図が示されている。モータ216は、磁気テープ232を、ソースリール236から、サーボ書き込みヘッド220を越えて、巻き取りリール238の周りに、移動させるよう動作させる。より詳細に以下に説明されることとなるように、一実施形態において、サーボ書き込みヘッド220は、2つの別々に通電可能なコイルを含む。] 図2
[0018] サーボ書き込みヘッド220は、プロセッサか又はコントローラ208に結合され、該コントローラ208は、ハードウェアか、ソフトウェアか、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせとすることができる。コントローラ208は、位置ストライプ(「Pストライプ」)と速度ストライプ(「Sストライプ」)とを、磁気テープ232上へと書き込むよう、サーボ書き込みヘッド220に指示する。より詳細に以下に説明されるように、コントローラ208は、サーボ書き込みヘッド220における2つの別々に通電可能なコイルに対して指示又は制御を行って、それら自体により通電するか、或いは、互いに協働して通電するかのいずれかを実施する。]
[0019] 図3は、一実施形態による、磁気テープ232のより詳細な図である。図示されているように、磁気テープ232は、4つの別々のデータバンド312、314、316、及び318(「312〜318」)に分割され、該データバンド内へとコンピュータシステム100からのデータが書き込まれる。各データバンド312〜318は、各々の側部(サイド)について、サーボバンド302、304、306、308、及び310(「302〜310」)により境界付けられている。一実施形態において、サーボバンド302〜310は、それぞれ、幅が約200μmであり、及び、該サーボバンド302〜310によって、テープヘッド224が、サーボバンド302〜310に相対するその位置を監視することが可能となり、従って、実際には、書き込み動作中にトラックの中心に対する書き込み要素の位置を監視することが可能となる。] 図3
[0020] 更に、サーボバンド302〜310上に記録されたサーボストライプパターンによって、テープドライブが、データアクセス中に、相対的なヘッド−テープ位置を決定することが可能となる。サーボバンド302〜310の各々は、磁気ストライプのパターン320を含み、該磁気ストライプは、サーボ書き込みヘッド220によって書き込まれる。図示されているように、パターン320は、5つのストライプの2つのセットの322及び324において、及び続く、4つのストライプの2つのセットの326及び328において、サーボバンド302〜310上へと書き込まれる。磁気ストライプのパターン320は、磁気テープの全長について、各サーボバンド302〜310に沿って繰り返される。]
[0021] 図3内において示されるように、パターン320は、ストライプセット322、324、326、及び328を含む。一実施形態において、ストライプセット322は、磁気テープ232の移動方向と垂直な方向から約6度に右に傾いた傾斜を有した5つのストライプを含み、ストライプセット324は、磁気テープ232の移動方向と垂直な方向から約−6度に左に傾いた傾斜を有した5つのストライプを含む。同様に、ストライプセット326は、4つの右に傾いたストライプを含み、ストライプセット328は、4つの左に傾いたストライプを含む。しかしながら、前記5、5、4、4パターンは、単なる1つの実現可能なストライプパターン320に過ぎないということが理解されよう。従って、代替の実施形態において、他の適合可能なストライプパターンが用いられる。更に言えば、更に他の実施形態において、ストライプセット322、324、326、及び328は、他の適合可能な傾きで角度付けられるか、或いは、角度付けられない。] 図3
[0022] 次に図4に着目すると、一実施形態による、サーボ書き込みヘッド220のより詳細な図が示されている。示されているように、サーボ書き込みヘッド220は、2つのサーボヘッドギャップを、すなわち、左ギャップ402と右ギャップ404とを含む。該サーボヘッドギャップ402及び404は、ストライプ320を、磁気テープ232上へと書き込む。該ギャップ402は、その周囲に巻かれたコイル406を有する。同様に、該サーボヘッドギャップ404は、その周囲に巻かれたコイル408を有する。] 図4
[0023] 上述のように、コイル406及び408は、別々に通電可能である。従って、ギャップ402と404との両方が、独立に及び別々に通電され、それらは従って、磁気テープ232上に別々にストライプを書き込むことができる。2つの別々に通電可能なコイル(及びギャップ)を用いることが、ストライプパターン320を生成する。該ストライプパターン320において、テープ速度変動が、P時間とS時間との両方において反映される。従って、速度変動ノイズに大部分が妨げられない位置信号を計算することができる。更に、サーボヘッドギャップ402及び404の各々が、別々に通電されるため、2つのギャップ402及び404のサイズか又は幅における差異は、テープ上へと書き込まれるサーボストライプが同等のストライプ幅を有することとなるように補正され得る。従って、ギャップ幅における差異(該差異は、別様には、ギャップ402及び404のサイズの差分に起因した結果ということとなる)は、テープのサーボストライプ上へと刻み込まれない。]
[0024] 次に図5に着目すると、一実施形態による、ストライプパターン320のより詳細な図が示されている。ストライプセット322、324、326、及び328は、図3の磁気テープ232内のサーボバンド302〜310に書き込まれる。一実施形態において、図4のサーボヘッドギャップ402及び404が、別々に通電されて、電流パルスが送られて、磁気テープ232に対してストライプセット322〜328が生成される。例えば、図6は、一実施形態による、ストライプセット322〜328を生成するための1つの例示的な技法600を示すフローチャートであり、図7は、ギャップ幅を補正するための1つの例示的な技法700を示すフローチャートである。これらの実施形態において、コントローラ208(図2を参照)が、前記技法600及び700を実施するコードを格納及び/又は実行する。例えば、一実施形態において、コントローラ208は、図6及び図7の方法を実行するための命令を格納するコンピュータ可読媒体(例えば、有形メモリ)を含む。] 図2 図3 図4 図5 図6 図7
[0025] 例示を目的として、図6及び図7の方法が、図3〜図5に関連して説明されている。しかしながら、代替の実施形態において、他の適合可能なテープドライブが、前記技法又は方法を用いることもできるということが理解されよう。] 図3 図4 図5 図6 図7
[0026] 図6のブロック602によって示されているように、技法600は、磁気テープ232上に次々に4つの右傾斜ストライプ502、504、506、及び508を生成する左サーボヘッドギャップ402から開始する。次に、サーボヘッドギャップ402と404との両方が、ほぼ同じ時間において通電されて、ブロック604によって示されるように、ストライプ510及び512を生成することができる。この後、右サーボヘッドギャップ404が、ブロック606によって示されているように、4つの左傾斜ストライプ514、516、518、及び520を生成することができる。] 図6
[0027] 第2のストライプセット522〜536が、次いで、サーボヘッドギャップ402及び404の各々によって1つ少ないストライプが生成されることを除いて、同様の手法において生成される。具体的には、ブロック608によって示されているように、磁気テープ232上に次々に、右傾斜ストライプ522、524、及び526を、左サーボヘッドギャップ402が生成し、次いで、サーボヘッドギャップ402と404との両方が、ほぼ同じ時間において通電されて、ブロック610によって示されているように、ストライプ528及び530を生成する。最後に、ブロック612によって示されているように、3つの左傾斜ストライプ532、534、及び536を、右サーボヘッドギャップ404が生成する。この技法は、次いで、磁気テープのサーボバンドがサーボストライプによって満たされるまで繰り返される。図6の方法は、従って、異なる時間においてサーボストライプ502及び512を生成して、サーボストライプ502〜536を生じさせる。P時間540とS時間542とが、サーボストライプ502〜536に基づいて、テープ速度変動によって等しく影響を及ぼされた手法において書き込まれることとなる。] 図6
[0028] より具体的には、当業者であれば理解されるであろうように、コントローラ208(図2を参照)が、ストライプ502と512との間の時間、すなわち「P時間」540と、ストライプ502と522との間の時間、すなわち「S時間」542との比率として、磁気テープ232の位置を計算する。換言すると、該位置は、P/Sの比率を用いて計算される。別々に通電されるサーボヘッドギャップ402及び404によって、P時間とS時間とが結果として生じられ、該P時間とS時間との両方は、磁気テープの速度に基づいて変動する。] 図2
[0029] 図7は、本発明の例示的な一実施形態による、サーボ書き込みヘッドギャップ幅における不一致を補正するための1つの例示的な技法を示すフローチャート700である。] 図7
[0030] ブロック710に従って、サーボ書き込みヘッドが、作成されるか又は製造される。図4内に記載されているように、該サーボヘッドは、2つのギャップを含む。これらのギャップは、異なる幅などの、異なるか又は不等なサイズを有する可能性がある。幅におけるその差異が、磁気テープ上へと刻み込まれているか又は書き込まれている状態のサーボストライプのサイズにおける差異を生み出す。結果として、ギャップ幅エラーか又はテープトラッキングエラーが、該テープにより発生する。] 図4
[0031] ブロック720に従って、サーボ書き込みヘッドが、第1のテストサンプルを、磁気テープ上へと書き込む。例示を目的として、該テープ上に書き込まれているストライプの精度を決定するために、複数のサーボストライプが、該テープに書き込まれる。正のリードバックパルスと負のリードバックパルスとの間の適正なパルス間隔を保証するために、書き込まれるストライプが、ある指定された許容誤差内(許容範囲内)となるように、規格(仕様)が要求する。例えば、LTO規格は、書き込まれるストライプ幅が、2μm+/−.4μmとなるように要求する。ギャップ幅エラーもまた、2つのギャップ間に存在する可能性があり、それにより、正のパルス距離と負のパルス距離との間における差異が結果として生じる。]
[0032] ブロック730に従って、テープ上のサーボストライプについて、パルス不一致が決定(算出)される。例示を目的として、パルス時間差(すなわち、デルタ)が測定される。このパルス時間差は、正のパルス距離(Pp)と負のパルス差異(Pn)との間の差分である。例えば、図5は、左ギャップ502と、右ギャップ512とを示す。基準線580が、テープが動く方向に沿って長手方向に延在する。ギャップ幅が、正のパルス距離Pp582と、負のパルス距離Pn584との間の差分を測定することによって決定される。この差分(すなわちデルタ)は、ギャップ幅エラーを表す。説明のために、図5は、等しいギャップ(すなわち、ギャップ幅エラー無し)でのサーボパターンを示している。換言すると、PpとPnとの間の差分(すなわち、|Pp−Pn|)は、零(ゼロ)であるか又はある指定された許容誤差(許容範囲)内におけるものである。] 図5
[0033] ブロック740に従って、左及び右コイル通電のパルス幅について、書き込みパルス補正が計算される。サーボ書き込みヘッドは、2つの別々に通電されたコイルを、すなわち、正の6度のギャップのための1つのコイルと、負の6度のギャップのための1つのコイルとを含む。別々のコイルは、位置ストライプ及び速度ストライプの独立した書き込みを提供する。]
[0034] 別々のコイルのサーボ書き込みヘッド内において使用される該独立した書き込み電流パルスによって、任意の物理ギャップ幅エラーか又は不一致の補正が、(各コイル及びギャップを駆動する該書き込み電流パルス幅を調整することにより(すなわち、増加させるか、又は低減させることにより))可能となる。書き込まれるストライプが、適正な幅を有することによって、正のパルス距離と、負のパルス距離との間において一致がもたらされる結果となる。例えば、もしも左ギャップが、所望の幅よりもより広い場合には(すなわち、Pp>Pn)、そのより広いギャップを補正するために、左コイルに対する電流パルスが狭められる。もしも右ギャップが、所望の幅よりもより広い場合には(すなわち、Pp<Pn)、そのより広いギャップを補正するために、右コイルに対する電流パルスが狭められる。もしも左ギャップと右ギャップとの両方が、誤ったギャップ幅を有している場合には、書き込まれるストライプ幅を補正するために、左コイルパルス幅と右コイルパルス幅との両方が調整される。従って、左及び/又は右ギャップに提供される書き込み電流に対する調整が、これら2つのギャップの間のサイズにおける物理的な差異を補償する。]
[0035] サーボライターヘッドが、使用により磨耗すると、そのギャップ幅が、変化する可能性がある。書き込み電流パルス幅を、適正な書き込まれたストライプ幅を維持するために定期的に再調整することができる。更に、書き込み電流パルス幅に対する補正は、各々の新規のサーボ書き込みヘッドのセットアップ試験中に決定される。書き込まれたストライプ幅におけるエラーは、該書き込まれたストライプからの、正のリードバックパルスから負のリードバックパルスへの時間から計算される。右及び左ギャップ書き込み電流パルス幅に対する補正は、製品テープに書き込まれる前に、組み込まれる。]
[0036] ブロック750に従って、サーボ書き込みヘッドが、第2のテストサンプルを磁気テープ上へと書き込む。例示を目的として、該テープ上に書き込まれているストライプの精度を決定するために、複数のサーボストライプが該テープに書き込まれる。]
[0037] ブロック760に従って、第2のテストサンプルが正確に書き込まれており、且つ、指定された許容誤差内(許容範囲内)における状態であるか否かに関して検証がなされて、正のリードバックパルスと負のリードバックパルスとの間の適正なパルス間隔が保証される。例示を目的として、パルス時間差(すなわち、デルタ)が再び測定される。このパルス時間差は、正のパルス距離(Pp)と負のパルス差異(Pn)との間の差分である。該パルス時間差が、所定のか又は指定された許容誤差内(許容範囲内)におけるものである場合には、サーボ書き込みヘッドは、サーボバンドを適正に書き込んでいる。]
[0038] ブロック770に従って、前記補正によるサーボボリューム書き込みが開始されて、テープカートリッジが書き込まれ及び生成される。従って、サーボヘッドギャップの物理的な幅がたとえ異なっていたとしても、ヘッドは、書き込まれたストライプがこの差異を見せないこととなるように、テープ上へとサーボストライプを書き込むことができる。該差異は、ストライプが該テープ上に書き込まれている間、サーボギャップヘッドのいずれかか又は両方に提供される電流を調整することによって補正される。]
[0039] 例示的な一実施形態において、前記フロー図内における1つか又は複数のブロックが、自動化されている。換言すると、装置、システム、及び方法が、自動的に起こる。本明細書内において使用されているように、用語「自動化される」か又は「自動的に」(及びそれらの類似のバリエーション)は、人間の介入、監視、影響、及び/又は決定の必要性無しに、コンピュータ及び/又は機械的/電気的な装置を用いた、装置、システム、及び/又は処理の制御された動作を意味する。]
[0040] 本発明の例示的な実施形態による前記フロー図は、例として提示されており、本発明の範囲内における他の実施形態を制限するように解釈されるべきではない。例えば、前記ブロックは、ある特定の順序で進行させられる必要があるステップとして解釈されるべきではない。追加的なブロック/ステップを、追加することができるか、幾つかのブロック/ステップを削除することができるか、又はブロック/ステップの順序を変更することができ、且つ、依然として本発明の範囲内におけるものとすることができる。更に、異なる図面内におけるブロックを、他の図面内の他のブロックに追加することができるか、或いは、他の図面内の他のブロックと交換することができる。更にまた、(特定の量、数、カテゴリ、などのような)特定数値のデータ値か又は他の特定情報は、例示的な実施形態を説明するための例示として解釈されるべきである。そのような特定情報は、本発明を制限するためには提供されていない。]
[0041] 本発明による、上記の様々な実施形態において、実施形態は、方法、システム、及び/又は装置として実現される。一例として、例示的な実施形態は、1つか又は複数のコンピュータソフトウェアプログラムとして実現されて、本明細書内において記載された該方法が実現される。該ソフトウェアは、(コードのサブルーチンとも呼ばれるか、或いは、オブジェクト指向プログラミングにおける「オブジェクト」とも呼ばれる)1つか又は複数のモジュールとして実行される。該ソフトウェアの配置は、様々な代替可能な実施形態ごとに異なるものとなるであろう。該ソフトウェアプログラミングコードは、例えば、CD−ROMドライブ、ハードドライブ、ROM、などのような、幾つかのタイプの、長期間の記憶媒体からの、コンピュータか又はサーバのプロセッサか又はコントローラによってアクセスされる。該ソフトウェアプログラミングコードは、データ処理システムによって使用されるための任意の様々な既知の媒体上においてか、或いは、ディスク、ハードドライブ、CD−ROM、ROM、などを含めた、半導体、磁気、及び光学デバイスのような任意の有形(タンジブル)メモリデバイスにおいて、具現化されるか又は格納される。該コードは、そのような媒体上において分散されるか、1つのコンピュータシステムのメモリか又は記憶装置から、あるタイプのネットワーク上を介して、他のコンピュータシステムの複数ユーザによって使用されるための該他のコンピュータシステムへと、複数ユーザに対して分散される。代替的には、該プログラミングコードは、メモリ内において具現化されて、バスを使用するプロセッサによってアクセスされる。ソフトウェアプログラミングコードをメモリ内において、物理媒体上において具現化するための、及び/又は、ネットワークを介してソフトウェアコードを分散させるための技法及び方法は、周知であり、本明細書内において更なる説明は行われない。]
[0042] 上記の説明は、本発明の様々な実施形態及び原理の例示となるよう意図されている。上記開示が完全に理解されると、多くの変形形態及び修正が、当業者にとって明らかになってくるであろう。以下の特許請求の範囲は、全てのそのような変形形態及び修正を包含するよう解釈されるということが意図されている。]
权利要求:

請求項1
異なる物理サイズを有する複数のサーボヘッドギャップを有したサーボ書き込みヘッドによって書き込まれた、磁気テープ上のサーボストライプについて、パルス不一致を測定し、及び、前記磁気テープ上に書き込まれるサーボストライプが所定の許容誤差内となるように、前記パルス不一致を補正するために、前記サーボヘッドギャップを別々に通電することを含む、方法。
請求項2
前記サーボヘッドギャップの各々を駆動する書き込み電流パルスを独立に設定することを、更に含むことからなる、請求項1に記載の方法。
請求項3
書き込み電流パルスを調整して、前記サーボヘッドギャップのうちの1つのみが、前記異なる物理サイズを補償することを、更に含むことからなる、請求項1に記載の方法。
請求項4
前記磁気テープ上の正に傾斜したサーボストライプの第1の幅を決定し、前記磁気テープ上の負に傾斜したサーボストライプの第2の幅を決定し、前記第1の幅と前記第2の幅との間の差分を計算し、前記サーボヘッドギャップに提供される書き込み電流パルスを調整して、前記第1の幅と前記第2の幅との間の前記差分をなくすことを、更に含むことからなる、請求項1に記載の方法。
請求項5
前記サーボストライプ間の距離を調べて、前記サーボヘッドギャップのうちのどのサーボヘッドギャップが、より長い幅を有しているのかを決定することを、更に含むことからなる、請求項1に記載の方法。
請求項6
テープ上に正に傾斜したサーボストライプを書き込むための第1の書き込みヘッドと、前記テープ上に負に傾斜したサーボストライプを書き込むための第2の書き込みヘッドであって、前記第1の書き込みヘッドとは異なるサイズを有して、前記テープ上にギャップ幅エラーを生成する、第2の書き込みヘッドと、前記第1及び第2の書き込みヘッドに対する書き込み電流パルス幅を別々に調整して、前記テープ上に書き込まれるサーボストライプが所定の許容誤差内となるように、前記ギャップ幅エラーを補償するためのコントローラとを備える、システム。
請求項7
前記第1の書き込みヘッドは、第1のコイルを有しており、該第1のコイルが通電されて、前記正に傾斜したサーボストライプが生成され、及び、前記第2の書き込みヘッドは、第2のコイルを有しており、該第2のコイルが通電されて、前記負に傾斜したサーボストライプが生成されることからなる、請求項6に記載のシステム。
請求項8
前記第1及び第2の書き込みヘッドは、別々に及び独立に通電されて、前記テープ上に前記サーボストライプを書き込む、請求項6に記載のシステム。
請求項9
異なる幅を有した前記第1及び第2の書き込みヘッドから、前期ギャップ幅エラーが結果として生じる、請求項6に記載のシステム。
請求項10
前記コントローラが、前記第2の書き込みヘッドに対する電流パルスとは独立に、前記第1の書き込みヘッドに対する電流パルス幅を増加及び低減させて、前期ギャップ幅エラーを補償する、請求項6に記載のシステム。
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